食生活の改善に取り組む企業の健康経営を支援~AI健康アプリが、コロナ禍で増えがちな糖質・お酒の摂取量を「見える化」~
「カロママ プラス」の新機能で、健康的な生活習慣の改善と定着に寄与
株式会社リンクアンドコミュニケーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺 敏成、以下 当社)は、当社が運営するAI健康アプリ「カロママ プラス」に、糖質およびお酒の摂取量をグラフで表示する機能を新たに追加しました。「カロママ プラス」ではこれまでも1日ごとの糖質摂取量やお酒の摂取量を数値で確認することはできましたが、「自分自身が適正な量や頻度を守れているか?」を把握し、健康的な生活習慣をより意識・定着させるためには、週単位での糖質やお酒の摂取量を正しく把握する必要があります。
本機能により、糖質やお酒の摂取量を「見える化」することで、生活習慣の振り返りと適正な健康習慣の定着に、より一層役立てていただくことが可能になります。
■新型コロナウイルス感染症拡大により、糖質が多いメニューの摂取が増加
新型コロナウイルス感染症の流行により「新しい生活様式」が提唱されて約2年が経過する中、人々の食生活や身体活動など健康にまつわる行動にも変化が起きています。当社でコロナ以前の食生活の変化について調査(※1)したところ、炊き込みごはんや焼きそばの摂取量が約40%増加するなど、複合的な料理(穀類の主食に、肉や卵など主菜の材料と、野菜などが一緒に入った料理)の摂取量が増えたことが分かりました。
■懸念される「働く世代」の飲酒量の増加傾向
また、厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」(※2)の中で、飲酒量のコロナ禍前後の変化について結果を公表しています。
全体でみると飲酒量が増加した割合と減少した割合がほぼ同じですが、性別・年齢別にみると、男性の30~60歳代のいわゆる「働く世代」では、いずれも飲酒量が増加した割合の方が、飲酒量が減少した割合よりも高いことが示されています。
この結果を受け、同省は「以前に比べて、お酒を飲む時間が早まっている方は、規則正しい生活を心掛け、飲酒にルールを設けたり、飲酒量を記録したりしましょう。」と注意喚起しています。(※3)特にお酒に関しては、厚生労働省が出している「健康日本21(第一次)」の中で「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」と定義されており、アルコール健康医学協会が提唱する「適正飲酒の10か条」では、週に2日は休肝日を作ることが推奨されています。
■「カロママ プラス」で、日々の糖質やお酒の摂取量を「見える化」
前述の通り、コロナ禍の影響で人々の生活習慣が変化している昨今、自身の健康を維持・増進するためには、ひとりひとりがセルフケア・自己管理を実施することの重要度が高まっています。
「カロママ プラス」は、食事などのライフログを記録すると直ぐにアドバイスが届くことで、健康的な行動を促す仕組みとなっています。例えば、お酒の量が多かった場合は、アドバイス内で適正飲酒量についての情報が提供されるなど、「今後はどのような行動をすればよいのか?」が具体的にわかるようになっています。
今回の改修では、糖質やお酒の摂取量をグラフ化する機能を追加しましたが、これにより、習慣的な糖質やお酒の摂取量がひと目で分かるようになりました。
「今週は飲み過ぎてしまったか?」「飲酒の頻度はどれくらいなのか?」など習慣が具体的に見える化されることで、コロナ禍で生活習慣に影響が大きくでている可能性が高い「働く世代」を中心としたユーザーの生活習慣の見直しと改善に寄与できることを期待しています。
当社では、今後も利用者さまの健康維持・増進をより推進できるよう、継続的に有益な機能追加および改善に積極的に取り組んで参ります。
※1)新型コロナ調査第3弾(株式会社リンクアンドコミュニケーション調査レポート)
https://www.wellmira.jp/news/press/1449/
※2)新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査 インターネット調査 報告書(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000769899.pdf
※3)新型コロナウイルス感染症流行下におけるメンタルヘルスに関する相談対応 参考情報・事例集(厚生労働省)内にてhttps://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000769900.pdf