AI健康アプリを使った『オンラインカウンセリング』を7月リリース 
第1弾は特定保健指導を大幅リニューアル、ヘルスケア事業者向けのライセンス提供も開始

株式会社リンクアンドコミュニケーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺 敏成、以下 当社)は、AI健康アプリを活用したオンラインカウンセリングシステム「カロママ オンライン」を7月に正式リリースし、ヘルスケア分野におけるオンラインカウンセリング事業に本格参入します。

オンラインカウンセリングのイメージ

提供の背景】
コロナ禍のいま、対面での面談やカウンセリングは制限され、オンライン診療などオンラインでのヘルスケアサービスが注目されています。そこで当社は、当社が提供するAI健康アプリ「カロママプラス」を活用し、管理栄養士などの専門家がオンラインでカウンセリング指導できるシステム「カロママ オンライン」を開発しました。

※AI健康アプリ「カロママ プラス」とは ;   https://plus.calomama.com/
毎日の食事や運動、睡眠などのライフログに、AI管理栄養士がリアルタイムにアドバイスをする健康管理アプリです。企業・健保の従業員や、自治体の市民、スポーツクラブの会員、保険加入者の方を対象に、現在約6,000以上の法人・団体が導入しています。

オンラインカウンセリング事業の概要】
今回は第1弾として、リンクアンドコミュニケーション自体がこのシステムを活用し、当社が提供するオンライン特定保健指導を大幅にリニューアルします。また同時に、特定保健指導に取り組む健康保険組合や、栄養指導・カウンセリングに取り組むスポーツクラブや医療従事者に対して、「カロママオンライン」システムのライセンス提供も開始します。
各ヘルスケア事業者は「カロママ オンライン」のシステムを利用することで、モバイルアプリとWebサイトを活用したオンライン健康管理サービスを、迅速かつ簡易に立ち上げることが可能になります。
なお今回のオンラインカウンセリングシステム「カロママ オンライン」のリニューアルに関しては、ヘルスケアにおけるオンラインコーチングを第一線でリードしてきた濱嵜有理が率いる株式会社ブルーデスクの全面サポートのもと開発を行いました。

1、オンライン特定保健指導のリニューアルについて

 コロナ禍でテレワークが増えるなか、特定保健指導もオンライン化が注目されています。
当社では、「特定保健指導を受けている方は、特定保健指導のことをどう思っているのだろうか?」という問題意識のもと、昨年末、いままで特定保健指導を受けたことがある対象者400名に対して、特定保健指導に関する不満と要望に関するアンケートを実施しました。

【特定保健指導の主な不満点】 
 1位「アプローチの煩わしさ」 / 3位「時間調整の難しさ」
 →煩わしいと思われないアプローチスケジュール調整ができる柔軟性が求められています。
 2位「自発的に取り組もうと思えなかった」 / 4位「納得できない目標をたてられた」
 →特定保健指導が自分ゴト化されていないことがわかるのと同時に、指導員とのコミュニケーションにも課題があることがわかります。

【これなら受けたい!特定保健指導】
 1「インセンティブがもらえる」
 2位「健康アプリの活用
 3位「スポーツクラブの活用
 4位「食事宅配との連携」
 →従来の特定保健指導に一工夫加えた、新しいタイプの特定保健指導が求められています。

【リニューアル内容】
今回のアンケート結果をふまえ、当社の特定保健指導は以下のリニューアルを行いました。

①当社の特長であるAI健康アプリをフル活用
「カロママ プラス」に本年5月リリースした「生活習慣の振り返り機能」を活用し、対象者の具体的な生活習慣を、指導員と共有していきます。
具体的な生活習慣に沿った指導を行うことで、本人が自発的に取り組める、納得できる特定保健指導を行います。

②オンラインメリットを活かした対象者に寄り添ったコミュニケーション
積極的支援では、指導の3ヶ月間毎週、双方向チャットを行い、対象者に寄り添ったコミュニケーションを行うことで、自分ゴト化を促進していきます。

③スケジュール予約〜オンライン面談・チャットを、多様なデバイスでカバー
モバイルアプリに加えて、タブレット・Webサイトでも実施可能です。柔軟なスケジュール調整をご本人が実施することができます。

※リニューアル後の実績
 新システムは昨年10月からパイロット展開を行っていますが、実施した健康保険組合では、完了率90%、平均減量4kg、平均腹囲の減少-5cmと高い成果を出しています。

【今後の展開】
今後は、対象者が価値観ライフスタイルに合わせて、自らが選んで実施できる特定保健指導の構築に向けて、サービスラインナップを強化していく予定です。

スポーツクラブのオンラインプログラムと連携
ヘルシー弁当による宅配サービスとの連携
成功報酬によるインセンティブモデルの導入 など

2、「カロママ オンライン」システムのライセンス提供

「カロママ オンライン」では、健康保険組合をはじめとして、オンラインカウンセリングを実施したいヘルスケア事業者に、「カロママ プラス」を活用したオンラインカウンセリングシステムをライセンス提供します。ヘルスケア事業者は、このシステムを活用することで、システム開発の必要なく、迅速かつ簡易にオンラインカウンセリングサービスを開始することができます。

※想定されるヘルスケア事業者の例

健康保険組合              →所属する保健師を活用し、オンライン特定保健指導を行いたい
スポーツクラブ           →トレーナーを活用し、オンラインカウンセリングを行いたい
医療機関                    →オンラインでの栄養指導を行いたい

【ライセンス提供する「カロママ オンライン」の機能】
「カロママ オンライン」は、「運営者向けの管理機能」と「カウンセラー向けの管理機能」の2つの機能を提供します。

■運営者向けの管理機能
 主に保健指導などカウンセリングプログラムの進捗管理、対象者・カウンセラー管理が可能です。

カウンセラー向けの管理機能
 
特定保健指導/カウンセリングを実施する上で必要な機能が充実しています。
 ①対象者の健康課題/生活習慣の把握機能
  ◇食事・運動・睡眠など生活習慣(ライフログ)の可視化
  ◇健診結果、及び、日々計測するバイタル情報(体重、腹囲、血圧等)の一覧化

 ②指導履歴から報告まで、一気通貫に行える機能
  ◇「指導カルテ」により、指導内容を履歴管理することが可能

 ③面談・チャット管理
  ◇ビデオ面談、チャットも、本システム上で実施・管理
  ◇指導履歴も一覧可能 

 ④対象者へのリマインド機能
  ◇アプリを活用したリマインド機能を搭載

 ⑤シフト管理
  ◇指導員の予約可能なスケジュールを登録

3、株式会社ブルーデスクとの連携

今回のオンライン特定保健指導のリニューアルでは、ヘルスケアにおけるオンラインコーチングを第一線でリードしてきた、濱嵜有理が率いる株式会社ブルーデスクの全面的なサポートのもとに開発を行いました。今後はオンラインカウンセリングの指導員マネジメントや教育に関して、引き続き株式会社ブルーデスクとの強力な連携構築のもと推進していく予定です。

4、今後の展望

当社は、健康経営をリードするパイオニアとして、2017年より企業の健康経営を支援してきました。また、自社でも積極的に健康経営を推進し、今年3月には、健康経営優良法人2021の中小規模法人部門にあたる「ブライト500」に認定されています。これまでに、健康経営を実現するプラットフォームとして、AI健康管理アプリ「カロママ プラス」を6,000社以上の企業に提供してきた他、健康経営実践セミナー(人事担当者向け)・セルフケア向上を目的とした健康増進セミナー(従業員向け)も積極的に開催しています。

今後は健康経営に加えて、特定保健指導をはじめとしたオンラインカウンセリング事業にも、企業・健康保険組合からのご意見・ご要望をさらに取り入れ、継続的にサービス向上及び新サービスの企画・開発に取り組んでいく予定です。