慶應義塾大学と共同研究を実施し、学術論文を発表
スポーツクラブと健康アプリの併用利用による体重減少効果を確認
株式会社ルネサンス(本社:東京都墨田区、代表取締役社長執行役員:岡本 利治、以下『ルネサンス』)と株式会社リンクアンドコミュニケーションは、慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 宮田 裕章教授(慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター兼担研究員)、野村 周平特任准教授らのグループと「スポーツクラブ、健康アプリの利用による新たな健康価値の創出」の共同研究を実施し、この研究の学術論文が「JMIR Formative Research」に受理されたことをお知らせいたします。
この共同研究の結果、スポーツクラブと健康アプリを併用して利用することで、より高い体重減少効果が出ることが分かりました。
研究結果
健康の目標を体重減少とする場合において、スポーツクラブとAI健康アプリを併用して利用することで、より高い効果が出ることが分かりました。
AI健康アプリの入力回数が同じでも、スポーツクラブに通う回数が多い人の方が、少ない人と比べて体重減少の幅が大きい
スポーツクラブに通う回数が同じでも、AI健康アプリの入力回数が多い人の方が、少ない人と比べて体重減少の幅が大きい
スポーツクラブに通う回数が多いほど、AI健康アプリの1回入力あたりの体重減少効果が大きい
研究責任者 宮田 裕章教授 および 実務責任研究者 野村 周平 特任准教授(慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室)コメント
近年、健康維持や改善をサポートするスマホアプリが増えてきました。この研究では、スポーツクラブ「ルネサンス」の利用データを元に、2018年に導入されたAI健康アプリ「カロママ プラス」がクラブ会員の減量にどれだけ貢献したかを評価しました。
約27,000人の参加者のデータを分析した結果、アプリの利用頻度や使用週数と体重減少との間に統計的に有意な関連が見られました。
具体的には、研究期間中の初回から最終入力までの間において、週に1回のアプリ入力には平均で62.1g、さらにその継続性には週あたり21.7gの体重減少と関係している可能性が確認されました。また、ジムを週に1度利用することと、平均で255.5gの体重減少との関連性も判明しました。
今後の技術進展とともに、アプリの機能向上は、私たちの健康維持やライフスタイルの質向上に更なる貢献を果たすことが期待されます。
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